東京・八王子で自然素材・無垢材を使った新築・注文住宅 | 大久保工務店公式サイト

ブログ

BLOG

家づくり、職人とのつきあい方

こんにちは!
八王子市で創業55年、自然素材の家づくりNo.1工務店を目指す
大久保工業改め、大久保工務店 代表の大久保篤です。

職人さんて怖いイメージしますよね!

職人との付き合い方1

写真は私の会社で、いつもお願いしている板金屋の親方です。
見るからにガテン系!
イカツクくて、昔の高倉健や菅原文太が出演していたやくざ映画に出てきそうです。

ちょっと、声をかけづらいですね!

家を新築する時やリフォームする時に、
気を使ってお茶を差し入れて頂けるお客様は
今でもいらっしゃいます。

私の会社では、「お茶などの差し入れはいりませんよ」
と言っていますが、
どうしても気を使ってしまうものなのだと思います。

労いと励まし、と受け止めて、ありがたく頂戴しています。

出したほうが、職人さんに頑張ってもらえるからと、
毎日のようにたくさんの豪華なお菓子を出される方
もいました。

いくら私が、
「そんなに気を使わないでください、
お茶が出ないからといって、工事に
差がつくようなことは
ないですよ」と言っても、中々
信じてもらえないのかもしれません。

そこで、この板金職人さんの過去にあった事例を紹介します。
少し長くなりますが、内容は職人の気質というか、
人としての生き方です。

読んでもらえると、怖くないこと、
人を見て手を抜くようなことをしないことが
分かってもらえると思います。

板金屋というと、自動車板金を
イメージする方が多いかもしれませんが、
家づくりでは、主に屋根工事や雨樋工事を
する人のことをいいます。

私の会社では、
金属系の材料で葺く時は板金屋さん、
瓦とスレートを葺く時は瓦屋さん、
に依頼しています。

スレートとは、センメントを固めて作った屋根材料です。
瓦屋さんでも、板金屋さんでも両者が扱うことができます。

この板金屋さんは、だいぶ以前に瓦屋さんに紹介されて、
板金工事をお願いするようになりました。職人とのつきあい方2

ある時、屋根工事を依頼した時の話です。

私:「来月、金属屋根の仕事1件頼みたいから、打合せをしましょう」
板金屋さん:「ここのところ、ずーっと暇で困ってたんだ、ありがとう!」

その後、お客様の希望で金属屋根の仕様がスレート屋根
に変更となってしまいました。

私:「スレートになっちゃったんたんだけど、頼むね。」
板金屋さん:「うーん、しょうがないな!分かりました。」
と一度話は終わりましたが、

次の日に電話がありました。

板金屋さん:「やっぱり今回の仕事は、俺にはできない。申し訳ない。」
私:「えー!何で?スレートでも葺けるでしょ?」
板金屋さん:「もちろんできるよ」

私:「だったら何で?よそでの仕事で忙しくなっちゃったの?」
板金屋さん:「暇なんだけど、俺は元々、瓦屋さんの紹介で大久保さんの
仕事をやりだしたから…、スレートは瓦屋さんが…、仕事を奪っちまうみたいな…」

私:「今回は急に材料が変更になったんだし、
初めに声をかけたのは板金屋さんだから頼むよ!」
「瓦屋さんには、俺から話を通しておくよ。判ってくれるよ」

板金屋さん:「昨日一晩、俺も考えたんだけど、そうはいかないよ!
瓦屋さんも暇かもしれないし…」
私:「わかった!瓦屋さんに頼むよ。俺が気を回さないで申し訳なかったね」

どうでしょう。
世知辛い世の中の昨今です、
しかも自分の仕事が暇な時に、
他人のことを気にかけて、義理立てする気持ち。

正直、こちらとしては、昔気質で面倒くさい人だな
と思ってしまう部分もあります。

でも、職人さんはこのような考え方の持ち主がほとんどです。
このような考え方の人達が、
人を見て仕事の差をつけるようなことをするでしょうか?

人間ですから、間違いやミスをすることはあります。
それを防ぐために、私のような工事監理者が打合せをしたり、工事過程を
チェックしたりしています。

見た目が怖そうでも、
職人は特殊な世界に生きているわけでなく、普通に真面目なのです。

大久保工務店は、自然素材を取り入れた、
気持ちのいい家づくりが大好きな地域密着の工務店です。

大久保工務店の資料をご希望の方は、こちらからご請求ください

無料資料のご請求はこちら
投稿者:大久保篤
カテゴリー
More
タグ
More
最新情報
ランキング
月別アーカイブ
投稿者