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八王子の自然素材の家づくり メンテナンス 床編

2016年5月20日

自然素材の家のメンテナンス方法、床編

自然素材の家の床といえば、無垢フローリングですね。
メンテナンスのことを気にして、
“傷つきやすそう”、
“水をこぼしたら大変でしょう”
という不安を持つ人が多いです。

確かに、合板フローリングに比べたら傷もつき易いし、
ジュースなどの液体も、こぼせば染みこんで
シミになりやすいかもしれません。

でも実は自然素材の家の床のメンテナンスの仕方を知れば、
それほど不安になる必要はないのです。

自然素材の家のメンテナンス方法、床編1:飲物をこぼしたら

自然素材の家 メンテナンス 床編

八王子市で創業55年、自然素材の家づくりNo.1工務店
を目指す、大久保工務店 代表の大久保篤です。

自然素材の家がいいと思っても、小さいお子さんがいる人は、
床に飲物をこぼした時のシミを心配します。
ペットを飼っている人も粗相のことを気にしますね。

まず前提として、床のメンテナンスのお話の前に、

子供が飲物をこぼしてしまったたら、
普通ならすぐに雑巾で拭くはずです。
これは無垢フローリングでも合板フローリングでも同じことですね。

違うのはそのまま長い時間、放っておくと染みこんで、
シミになるかシミにならないかです。

無垢フローリングでも、オイル塗装や蜜蝋ワックスなどを塗っておくと、
ある程度はシミを防ぐことができます。

それでも、長時間そのままにしておけばシミはつくものなので、
目の細かいサンドペーパーでこすってシミを落として、
その上に蜜蝋ワックスを塗れば目立たなくなります。

自然素材の家のメンテナンス方法、床編2:傷をつけたらどうする

自然素材の家の床を、ひとくくりに無垢フローリングといっても、
いろんな種類があります。

大まかにいうと、柔らかい木のフローリング、
硬い木のフローリングで分類できます。
それぞれに特徴があり、メンテナンスの仕方も少し違います。

柔らかい木(針葉樹)の代表は、
スギ、ヒノキ、パイン
硬い木(広葉樹)の代表は、
ナラ、チーク、ウォールナット
などがあげられます。

柔らかい木のフローリングは、
触れると温かみを感じられるが、傷つきやすい。

硬い木のフローリングは、
傷つきにくいが、温かみは落ちるのが特徴です。

傷がついた場合は、シミを取るのと同じようにサンドペーパーで
擦れば消えますが、何年か経過した床は、木の色が濃くなっているので
擦った部分だけが元の木の色に戻ります。

元々、オイル塗装や蜜蝋ワックスを塗っている床であれば、
元の色に戻った部分だけ塗り直せば、気にならなくなります。

無塗装で過ごしていたのであれば、
時間の経過とともに色の違いは馴染んでくるものです。

ただ、柔らかい木の床の場合は、
傷というよりも、へこみも生活しているうちに出てきます。

へこみに対しても、柔らかい木ならではの修復方法があります。
それはアイロンを使うことです。

まず、へこんだ箇所に水を数滴たらしてしみこませます。
あとは濡れたタオルを置いて、数十秒アイロンを置くだけです。
スギやヒノキの場合は、ほとんどこの作業で元に戻すことができます。

自然素材の家のメンテナンス方法、床編3:どうしても床にシミをつけたくない場合

UV塗装、ウレタン塗装という方法があります。
これらの塗装は無垢フローリングの表面に硬い膜を作って
コーティングするものです。

はじめから、UV塗装、ウレタン塗装が施された床を使うのが普通で、
後で塗装するのはプロにしかできません。

木に染みこませるタイプのオイル塗装や蜜蝋ワックスとは別物です。
こちらは、誰でも簡単に塗れるのが特徴です。

UV塗装やウレタン塗装は、膜でコーティングすることによって、
液体を木に染みこませないので、シミができにくく効果があるのです。

しかしコーティングしてしまうと、無垢フローリング本来の
温かみを半減させることになることを覚悟しておく必要があります。

個人的には、せっかくの自然素材の家の床なのでメンテナンスは、
自分でオイル塗装や蜜蝋ワックスを塗って、
無垢本来のメリットである温かみを味わう方がいいと思っています。

自然素材の家のメンテナンス方法、床編4:メンテナンスを楽しむ

シミや傷もついたばかりの時には気になるかもしれませんが、
少し時間が経てば馴染んできて、傷も味わいと感じることができるのが、
無垢の木の良さなのです。

合板フローリングなどの工業化生産された建材の劣化は、
ボロボロにみすぼらしい感じになり、20年位で張替えたくなります。

自然素材の家の劣化は、オリジナルな劣化の仕方で
古美る(フルビル)感じです。
特に無垢の床は味わいが増す代表的なものです。

自然素材の家のメンテナンスも、気が向いたときにする程度の
意識でもいいかもしれません。

自然素材の家のメンテナンス方法、床編5:気にしない!

床は、自然素材の家の中で視界に入る面積が大きいので、
空間の雰囲気づくりには重要な部分です。
目で見るだけでなく、家の中で触れる割合が一番高いのが床です。

普段は当たり前に床の上を歩いているだけですが、顔を近づけて
シミを取ったり、傷を補修するといった作業をすることで、
普段よりも木目や温もりといった表情を楽しむことができます。

いかがでしたか

自然素材の家に暮らしても、自然素材でない家でも
メンテナンスフリーで住み続けることはできません。

ただ、自然素材の家の場合、特に床は自分でメンテナンスできる部分が
多いのです。

しかも、おおらかに考えるとメンテナンスの頻度も少なくすんで、
長く使えるのです。


大久保工務店は、自然素材を取り入れた企画住宅「べっぴんハウス」や、自然素材の家の資料をご用意しています。

投稿者:大久保篤
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