新築の時に悩む外壁の選び方ポイント4つ
家づくりをしようと考えた時に、
いろんな工法や材料があって、調べれば調べるほど、
いろんな知識が蓄積されて何が本当に良いのか
迷ってしまう人をよく見かけます。
今回は外壁に何を使うか迷った時のために、
頭を整理して自分に合った選択方法を提案してみます。
選び方①外壁のデザイン重視
八王子市で創業55年、自然素材の家づくりNo.1工務店
を目指す、大久保工務店 代表の大久保篤です。
いま日本で主に使われているのは、
サイディング、はモルタル、ガルバリウム、タイル、
他にもヘーベルなどがあります。
ここ20年くらいで圧倒的にシェアを
占めるようになったのはサイディングですが、
街を歩いて見かけるのは、
その次にモルタル、タイル…の順だと思います。
今回は中でも大きなシェアを
占めるサイディングとモルタルにつてを主に書きます。
あんな外壁がカッコいいな、これも素敵!と
フィーリングで選ぶのもいいですが、
それぞれの特徴を知っておくことも後々大事です。
選び方②特徴を知る
サイディングは約45cm幅のセメントを固めた板です。
気をつけなくてはならないのは、
遠目ではタイルや塗り壁に見えますが、
実際はタイル調、塗り壁調というもので、
タイルでもなく塗り壁でもなく
あくまでサイディングということです。
逆に言えば、タイルでも塗り壁でも
デザイン的になんにでもなれるというのが特徴です。
モルタルは、主に左官の塗り壁や、
塗装などいろんな色、パターンを選べることが特徴です。
サイディングなどの工業化製品とは
違い職人の手造りになるので、
この世に二つないオリジナリティーのある
自分好みの外壁とすることができます。
③耐久性で選ぶ
サイディングは板と板の継ぎ目に注入する
コーキングやシーリングと呼ばれる
ゴム状のものの劣化が避けられないので、
それを入れ替えることが8年から10年で必要です。
また、表面の塗装膜の劣化状況により
20年目くらいには塗装が必要となることがあります。
ただ、最近はコーキングを使わなくてもいい
サイディング製品も登場しています。
金額は高くなりますが、
将来のメンテナンスのことを考えて
コーキングレスを選択する方法もありです。
モルタルは、表面に何を塗るかによりますが
やはり10から20年目には
塗装や左官材の吹き付けが必要となります。
また、モルタル自体のクラックなども
気になるところですが、
最近はグラスファイバーなどを
施工時に伏せ込む工法もあります。
この場合は将来のクラックをきにしなくてもすみます。
④コストで選ぶ
サイディングはデザインが
豊富に揃っていて、価格帯も広いです。
モルタルは、表面にどんな塗り壁材、
左官材、塗料を選ぶかによって、金額もピンキリです。
自分の気にいったデザインと
コストの兼ね合いで選ぶのも一つの手段です。
いかがでしたか、
家づくりも新しい材料がどんどん登場して、
一つ一つにこだわりだすと悩んでしまうことも多いと思います。
他にも汚れ難さやお手入れの仕方なども気になるところです。
また、ガルバリウムやタイル、
木製の外壁など他のものも気になるかもしれません。
本当に正しい選択をしたいときは、思い切って工務店など家づくりの専
門家に尋ねてみるのもいいはずです。