注文住宅を建てる時の資金計画の仕方
注文住宅の家づくりをするときには、自分が理想とする
間取りや使う材料、性能ばかりにどうしても目が行きがちです。
でもその前に、把握しておかなければならないこと、
1つ作業しておかなければならないことがあります。
それは、お金のこと、資金計画です。
資金計画とはどんなものなのか、どの程度細かくすべきものなのか、
を書いてみます。
・注文住宅を建てる時に資金計画をする必要性
八王子市で創業55年、自然素材の家づくりNo.1工務店
を目指す、大久保工務店 代表の大久保篤です。
注文住宅を建てる時に、ほとんどの人が予算を決めると思います。
予算は青天井でいくらかかってもかまわない、
という人はそうそういるものではありませんね。
相場から言って土地代が○○○○万円くらいで、
建築費がだいたい2000万円、
だから住宅ローンと自己資金で○○○○万円の予算にした。
程度でいいのでしょうか。
住宅ローンを借りるのに諸費用がかかった。
土地と建物の登記費用がかかった。
地盤補強費が建築費とは別にかかった。etc…
想定していなかった費用が発生してしまうと
家づくりがストップしたり、追加の資金を用意したりと
慌ててしまいますね。
そうならないためにも家づくりの専門家に相談しながら、
細かく資金計画をする必要があるのです。
・自分にとって妥当な総予算の考え方
まず住宅ローンで借りられる金額を把握します。
年収などから簡単に借りられる額を把握する方法があります。
次にそれだけ借りて、無理なく返していけるのかを考えます。
その目安は、
今払っている家賃や駐車場代、
注文住宅を建てるための毎月の積立金と、
ローン返済月額が多いのか少ないのかで判断する
ことが最も簡単な方法です。
毎月の家賃程度が妥当と判断すれば、
そのくらいの返済月額となるような住宅ローン金額
とすることがいいでしょう。
さらに、将来の家の修繕費も家賃に加えて、
住宅ローンの返済月額と比べるとさらに安心です。
これを無理なく返せる住宅ローン金額(A)とします。
次に貯蓄のうち注文住宅の建築費に使える額を自己資金(B)
とします。
人によっては、両親や親族からの援助(C)
がある場合があります。
ここまでのA~Cの合計を総予算とします。
ここで大事なことは、自分のライフスタイルにかなった
総予算なのかということです。
・総予算を割り振る、資金使途明細を作る
注文住宅の本体工事費、
本体工事に含まれない費用(外部給排水工事費や地盤改良費など)、
外構工事費、
引っ越し代、
土地代
諸費用( ローン保証料、仲介手数料、登記費用... )
漏れなく作るには工務店や住宅メーカーに
相談して進めることがお薦めです。
ここで漏れがあると想定外が発生して計画に
無理が生じる恐れがあるためです。
場合によっては予備費をいくらか設けておくと、
安心できますし途中で材料をグレードアップしたくなった
時にも対応ができます。
いかがでしたか。
資金計画をする必要性と資金計画の仕方
をおわかりいただけたでしょうか。
何も資金計画をしないまま、間取りやプランを立てて、
建築費を見積もっても、自分に合わない建築計画に
なってしまうことがあります。
そもそも資金的に成り立たない場合もあるのです。
大久保工務店では、注文住宅、家づくりの相談をいただいた時には、
まずは総予算を決めて資金計画書を作成しています。
注文住宅が完成して終わりではなく、
その後の生活のほうが大事と考えているためです。
大久保工務店は、自然素材を取り入れた、
気持ちのいい家づくりが大好きな地域密着の工務店です。