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八王子の注文住宅、珪藻土の壁

2016年5月11日

自然素材の家で珪藻土という選択

数種類ある塗り壁材の中で、自然素材の家に珪藻土を選択する人は多いですね。
私の会社でも定番となっています。

「家の中の空気がサラッとしていて気持ちいい」、
「嫌な臭いがしない」
という声を頂くこともしばしばです。

しかも、お住いの方だけでなく友人など訪れた人からも同じように
言われることがあるようです。

なぜそんな風に感じるのか、少しだけ説明します。

自然素材の家、珪藻土にはどんな効果がある?

珪藻土の壁
八王子市で創業55年、自然素材の家づくりNo.1工務店
を目指す、大久保工務店 代表の大久保篤です。

珪藻土の効果は何といっても調湿性能です。
珪藻土の壁が家の中の湿気を吸ったり吐いたりすることで、
湿度を調整することをいいます。

珪藻土を顕微鏡で除くと無数のミクロ単位の穴が空いています。
その穴が湿度の高い時は湿気を吸って一時的に蓄え、
乾燥している時期には、一度蓄えたものを吐き出してくれるのです。

珪藻土は、夏場には高温多湿、冬場は乾燥する日本の気候に、
適している素材といえます。

また、同じ理屈で空気に含まれる臭いの元を穴が吸い取ってくるので、
消臭効果もあるのです。
ただし、匂いは閉じ込めて吐き出さないという優れものなのです。

だから、「空気がサラッとしていて気持ちいい」
「嫌なにおいがしない」というのは、
自然素材の家で珪藻土が果たしている効果が大きいといえるのです。

自然素材の家で使う珪藻土はどんなものでも同じ効果がある?

珪藻土が塗り壁材として使われ出したのは20年位前からで、
建築材料としての歴史は浅いといえます。
しかし今では、珪藻土と名前のつく製品はいろんな物が販売されています。

価格もピンキリなので、できれば安いものが良いと思うのですが、
確認しなければならないのは、その成分です。
どんな成分かによって、得られる効果どれも同じという訳にはいかないからです。

というのも、珪藻土は水で練ってもそれ自体では固まらないので、
固めるための混ぜ物が必要です。

代表的なものとしては、ニガリ、石灰、ゼオライト、
合成樹脂(化学系接着剤)などが使われています。

ここで問題なのが、合成樹脂などの化学系接着剤が混ざった
成分のものは、せっかくの珪藻土の穴を接着剤が塞いでしまうのです。

つまり、穴が塞がってしまうことで、珪藻土特有の
調湿性能と消臭性能を活かせなくなることになってしまいます。

せっかくの自然素材の家で珪藻土が生む効果を活かすためには、
工事を依頼する工務店などに使う予定の珪藻土は、どんな成分で
固まるかを聞いてみる必要があるのです。

自然素材の家で珪藻土、欠点と解消する方法

ビニールクロスが一般的になる前の昔の家は、塗り壁が多かったはずです。
漆喰であったり、繊維壁なんていうのも記憶にある人が多いと思います。

昔の塗り壁はひびが入ったり、ポロポロ落ちたりするというイメージが
ある人も多いと思います。

珪藻土も多少のヒビ割れは発生しますし、
中には壁に触れると白い粉が付くのもあります。

まず、ヒビ割れについてお話すると、
壁の中にある柱などの木も自然素材なので呼吸して伸び縮みします。
その伸び縮みに珪藻土が同じようについていかないので、
ヒビ割れが出ることになるのです。

ただ、柱や石膏ボードなどを工務店がしっかりと下地処理すれば、
気になるような大きなヒビは入らないと思います。

また、細かいヒビが入ったとしても製品ごとに、簡単に自分で補修する
方法はあるので、工務店に聞いてみると教えてくれるはずです。

次にポロポロ落ちたり、白い粉が服についたりする心配ですが、
私の会社が使っている珪藻土にはそういう現象が起きていません。
この問題は、しっかりと使う珪藻土を厳選すれば解消できることです。

ただ、大事なのは自然素材の家でこだわって珪藻土を選んだのであれば、
細かいヒビなどのことを気にするよりも、
カッコイイ素材感や性能にフォーカスする方が、
上手に自然素材の家で珪藻土と暮らしていく方法です。

自然素材の家で珪藻土を使うと雰囲気は?

珪藻土のメリットは上で触れたように、調湿性能や消臭性能による
気持ちいい空気を感じながら生活できることです。

しかし、もう一つ得ることができるメリットは、
空間の雰囲気が良くなることだと自信を持っていえます。
壁は床と同じくらいに家の中の空間の雰囲気を決めるものだからです。

ビニールクロスとでは、比較にならない塗り壁ならではの表情がでるので、
味わいのある雰囲気を感じることができるのが、
自然素材の家に珪藻土を使うことのもう一つのメリットだといえます。

ビニールクロスには、塗り壁調、織物調、タイル調などの
本物を真似た柄がたくさんあります。
しかし、それはそれ、どこまで行っても本物の表情は出ません。

珪藻土などの塗り壁は、左官職人がコテを使って塗っていくので、
手作りの画一的ではない表情が出てくるのです。

親切な工務店であれば試し塗りをして、パターンの確認してくれるので、
自分好みの柄を選択することもできます。

いかがでしたか?

自然素材の家の中で、壁は床と同じくらい雰囲気や性能を決める
重要な要素です。塗り壁材の中でも珪藻土はおススメのアイテムといえると思います。

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投稿者:大久保篤
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