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八王子の注文住宅会社の施工例

2015年9月16日

新築で自然素材を使う、世代ギャップ

こんにちは!
八王子市で創業55年、自然素材の家づくりNo.1工務店を目指す
大久保工務店 代表の大久保篤です。

自然素材を使うことへの違和感

シニア世代
無垢フローリングや漆喰、珪藻土などの自然素材への人気が
高まっていると感じています。

ただ、私が感じているのは比較的若い世代の人の方が、
自然素材をすんなり受け入れるということです。

お父様の家の敷地が広いので、息子さんの家を隣に建てた
ことがあります。

同じ敷地の中に、息子さんの家を建てるのでご両親は家が
完成するまで、毎日のように現場を覗きにいらっしゃいました。

工事の過程でもいろんな質問を受けて、
基礎工事中の鉄筋の状況や、上棟した後の太い柱や梁、断熱
材の設置状況を説明させていただき、

「ずいぶんと頑丈に作るんだね」
「これならあったかそうね」
など満足気な感想をいただきながら、工事を進めました。

しかし、
工事が進むうちに自然素材が気になりだしたようでした。
もちろん、柱や梁も自然素材です。
それらを見ている時には、何も気ならない様子でしたが、

目に触れる面積が大きい床、壁、天井に内装で使う自然素材
が入りだした時の感想は、次のようなものでした。

床にパインの無垢フローリングが張りだされた時に、
「この床は、息子たちが選んだの?」
「ちょっと節が気になるな」
「すぐに傷がついちゃうんじゃない?」

壁や天井に珪藻土が塗りだされた時に、
「なんで真っ平に塗らないの?」
「汚れたらどうするの?」
「ポロポロ剥がれない?」
と、ちょっとネガティブな言葉が多くなってきたのです。

もちろん、息子さんご夫婦が選んだ自然素材を使っていて、
ご希望のナチュラルテイストに仕上げていきました。

完成後の感想は、
「若い人の趣味はわからないな」というものでした。

息子さん夫婦は、
「自分たちは、気に入って満足しているんで、親の言うこと
は気にしないでね!」ということでしたが、

世代による趣味のギャップは結構大きいものだと思います。
もしかしたら、自然素材そのものだけでなく、内部の柱や梁
を見せていることにも違和感があったのかもしれません。

シニア世代が子供の頃、育った家は工業化製品がほとんど使われてなく、自然素材の家だったはずです。

しかし、大人になって、合板フローリングやビニールクロス
などの工業化製品を多用した家やマンションが新しい物、
便利なものとの感覚が根付いているのかもしれません。

若い世代は、自然素材に触れたことがなかったはずですが、
工業化製品のピカピカやテカテカではなく、マットな仕上がり
を逆くに新鮮でオシャレに感じるのかもしれないですね。

最終的には、自然素材を使ったほうが、本物の家づくりであること。
長持ちすること。
調湿性能など、良い面があること。
昔の家は自然素材しか使っていなかったこと。

を説明し、ご両親にも納得いただきましたが、一度染みついた
概念は中々取り払えないものです。

ただ、シニア世代は、自然素材に抵抗を感じるという理屈は私
の思い過ごしかもしれません。

実際に定年退職を機に、マンションを売って自然素材で戸建の
新築をされた方がいました。

その奥様に無垢フローリングや塗り壁は、シニア世代の方に中々
受け入れてもらえなかった経験を伝えると、

「私の感覚、センスは若いってことね!カフェとかでも使っ
ててシャレてると思うのよ。本物感もあるし。」
と自慢気な様子でした。

無垢フローリングや珪藻土などの塗り壁を使うことにより、
得られる調湿効果など、機能面で得られることは多いです。

しかしそれよりも、新築で自然素材を使おうと思い立つに
は、理屈よりも若い感覚が必要なのかもしれないと思った出来事です。

子供の頃に自然素材で育った世代の人は、本物に触れたことがあるはずです。それを思い出して、

自然素材を使うと感覚が若返るというのも、メリットの一つだと言えると思います。

大久保工務店は、自然素材を取り入れた、
気持ちのいい家づくりが大好きな地域密着の工務店です。

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投稿者:大久保篤
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